フットボールチャンネル

サッカー日本代表は「日本人っぽくない」「ヨーロッパに近い」。身体能力の変化とは?

text by 編集部 photo by Getty Images

サッカー日本代表 最新ニュース

ドイツ代表に4-1で勝利したサッカー日本代表
【写真:Getty Images】



日本人のステレオタイプ

 サッカー日本代表は現地時間12日にキリンチャレンジカップ2023でトルコ代表と対戦する。9日にドイツ代表戦に4-1で勝利するなど、世界トップレベルとの距離はかつてないほどに縮まっていると考えることもできる。その1つの要因としては、日本代表でプレーする選手たちのフィジカルにあるのかもしれない。



【AFC アジアカップは「DAZN for docomo」で!
いつでもどこでも簡単視聴】


 今季からラツィオに活躍の場を移した鎌田大地は、フランクフルトで欧州トップレベルを経験してきた。180cmという身長は日本人選手としては大きい部類だが、かつてプレーしたブンデスリーガではむしろ小さい方だろう。それでも、鎌田は自身より大きな相手にも負けない術を身に着けてきた。

 それは他の選手にも言えることで、遠藤航や三笘薫、久保建英といった4大リーグでプレーする選手たちは、世界中から集まったフィジカルモンスターたちと対峙する中で、活躍する方法を見つけている。そんなチームメイトを鎌田は「みんな結構、日本人っぽくない」と表現する。

「足の速さだったり、身体能力の部分だったり、ヨーロッパの選手に近いなと思う選手もたくさんいる。もちろん身体が強いだけじゃなくて、(身体を)当てるタイミングだったり、予測だったり、いろんな部分で上回れるように考えながらやっている。(それも含めて)そういう身体能力がある選手が多いんじゃないですかね」

 日本人はフィジカルで勝てないというステレオタイプは過去に捨ててしまった方がいいのかもしれない。身体能力で勝てないから技術を活かすのではなく、技術を活かすために、身体能力を高める必要がある。ブンデスリーガやセリエA、UEFAチャンピオンズリーグを“日常”にしている鎌田が肌で感じることから得られるものは決して少なくない。

(取材:元川悦子【ベルギー】、構成:編集部)

【関連記事】
日本代表、トルコ戦のキックオフ時間は? TV放送、配信予定、スケジュール
サッカー日本代表、トルコ代表戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション
英国人が見たサッカー日本代表対ドイツ代表戦「冨安健洋が凄いのは…」「久保建英は常に…」

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top