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Jリーグ 7か月前

浦和レッズに課された「最後の15分」の勝負。エース不在と主力離脱を乗り越えるために【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

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 明治安田生命J1リーグ第29節、浦和レッズ対横浜FCが29日に行われる。3タイトル獲得の可能性を残す浦和には、未体験に等しい超過密日程が待ち受ける。これを乗り越えるためには何が必要なのか。マチェイ・スコルジャ監督の言葉から終盤戦を左右する要素をひも解く。(取材・文:河治良幸)


超過密日程を楽しむマチェイ・スコルジャ監督

浦和レッズ監督、マチェイ・スコルジャ
【写真:Getty Images】

 浦和レッズは28試合を終えて勝ち点49の3位。あと6試合を残す状況で、首位のヴィッセル神戸とは勝ち点6差、2位の横浜F・マリノスとは5差となっている。浦和にとっては2006シーズン以来、実に17年ぶりの優勝が手に届くところにある中で、秋春制に移行したAFCチャンピオンズリーグが開幕。9月20日に中国の武漢三鎮とアウェイで2-2の引き分けに持ち込むと、その3日後には大阪に乗り込んで、ガンバ大阪と対戦した。

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 しかもルヴァン杯も準決勝に進出しており、10月の代表ウィークの期間にマリノスとホーム&アウェイの戦いが待つ。マチェイ・スコルジャ監督は「今シーズンはここまで43試合をプレーしてきて、横浜FC戦が44試合目になります。さらに、少なくとも14試合が残っているというシーズンは、私にとっても初めてです」と苦笑しながら語る。

「ポーランドのサッカーの歴史をさかのぼってみても、ここまでたくさんの試合を1シーズンでプレーしているチームはない」

 指揮官はこの状況を「楽しんでいますし、素晴らしい経験になっています」と言うが、とにかく先のことを考えずに目の前の相手に向き合っていくことが、一番大事なことであると強調している。つまり「我々は次の試合に向けて集中しています。今は横浜FC戦です」と言うことだ。

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