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Jリーグ 6か月前

レンタル移籍中に覚醒!? J1市場価値上昇ランキング1〜10位。武者修行で花開いた男たち

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:伊東純也(スタッド・ランス)

スタッド・ランスに所属する日本代表FW伊東純也
【写真:Getty Images】


生年月日:1993年3月9日
保有元/移籍先クラブ:柏レイソル→KRCヘンク(ベルギー)
期限付き移籍期間:2019年1月31日~2020年6月30日
市場価値の増加額:250万ユーロ(約3.5億円)
市場価値の変動:200万ユーロ(約2.8億円)→450万ユーロ(約6.3億円)

 伊東純也の能力の高さはJリーグ在籍時代から表れていた。2015年に大卒でヴァンフォーレ甲府に加入すると、最初は満足のいく出場時間を確保できていなかったが、J1-1stステージ第9節の鹿島アントラーズ戦で加入後初先発出場するといきなり初ゴールを記録。徐々に定位置を確保し、最終的にこのシーズンはリーグ戦30試合に出場した。

 2016年に柏レイソルへと移籍してから、同選手の名前を知った人は多いはずだ。持ち前のスピードを生かしたドリブルで右サイドから相手守備ブロックを切り裂いていく。単騎で突破するだけでなく、味方のゴールをお膳立てするクロスも得意。その上前線からの守備も怠らない。こんな選手が世界に見つからないはずがないだろう。2019年の冬、柏でリーグ戦通算68試合12ゴール18アシストという記録を残してベルギーのヘンクへ期限付き移籍を果たした。

 初の海外挑戦となった18/19シーズンは、リーグ戦13試合(プレーオフを含む)に出場。3ゴール3アシストと上々の数字を残すことに成功し、クラブのリーグ優勝に貢献した。また2年目は自身初となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも出場し、グループリーグ全ての試合に先発している。

 この活躍を受けて、ヘンクは同選手の買い取りオプション行使を発表。2020年7月に晴れて同クラブへの完全移籍が決定した。約1年半の期限付き移籍で同選手の市場価値は200万ユーロ(約2.8億円)から450万ユーロ(約6.3億円)まで上昇している。

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