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海外サッカー 5か月前

あれさえ無ければ…。ケガに苦しむ海外日本人5人。AFCアジアカップを控えるサッカー日本代表にも影響?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:冨安健洋(アーセナル/イングランド)

アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋
【写真:Getty Images】


生年月日:1998年11月5日
今季リーグ戦成績:12試合1ゴール1アシスト
今季の主な負傷:ふくらはぎの負傷(2023年12月2日~)

 今季もまた、冨安健洋は怪我という苦境に直面している。

 12月2日、プレミアリーグ第14節ウォルバ―ハンプトン戦の先発に名を連ねた同選手は、この日も目の肥えたイングランド人たちにそのクオリティの高さを見せる。開始早々ブカヨ・サカの先制ゴールをアシストすると、その後もタイミングの良いオーバーラップやクロスで攻撃に厚みをもたらしていた。

 悲劇は後半終盤に起こった。78分、同選手はふくらはぎを気にする素振りをしながら座り込んでしまい、ベン・ホワイトと交代。ミケル・アルテタ監督は「予防策」として大事を取っての交代だったことを明かしているが、その後の試合はベンチ外となっている。クラブ公式から復帰時期や怪我の詳細は明かされていないが、アーセナルでは過去に2度、長期間の負傷離脱を経験しており、アルテタ監督には同選手の戦列復帰へ向けて慎重な動きが求められるだろう。

 昨季終盤までリーグ首位を守り続けたアーセナルが優勝を果たせなかった要因の一つとして、レギュラークラスの選手たちの負傷離脱が挙げられる。今季もすでにDFユリアン・ティンバーが長期離脱となっており、このまま冨安が長期離脱となってしまえば、昨季の二の舞になってしまう可能性がある。

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