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日本代表 4か月前

ゴールを量産する中村敬斗の「もしかしたら」思考。サッカー日本代表5戦5発、三笘薫とは異なる「自分のいいところ」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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 サッカー日本代表は1月1日、国立競技場で行われたTOYO TIRES CUP2024でタイ代表と対戦し、5-0で勝利した。後半開始と同時にピッチに立った中村敬斗は72分にゴールネットを揺らし、日本代表通算5戦5得点とした。三笘薫がAFCアジアカップ初戦に間に合うか不透明な中、中村の躍動は日本代表を助けることになるだろう。(取材・文:元川悦子)


フレッシュな面々で臨んだタイ代表戦

タイ代表と対戦するサッカー日本代表
【写真:Getty Images】

 国立競技場で行われた日本代表対タイ代表は6万1916人の大観衆を集め、2024年の幕開けを彩った。直後に控えるAFCアジアカップカタール2023を控える日本代表にとっては重要なテストマッチであると同時に当落選上のメンバーの最終チェックの場でもあった。

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 それに該当すると見られた1トップ・細谷真大、伊藤涼太郎、奥抜侃志、佐野海舟らにとっては、大舞台への切符をつかむべく、底力を示す必要がある。そういう意味でプレッシャーがかかったはずだ。

 フレッシュな面々を軸としたチームでスタートしたこの試合。序盤から日本代表は押し込んだが、初めて組む選手たちの連係面が噛み合わず、自陣に引いて守る相手に苦しみ、ゴールをこじ開けるところまではいかなかった。代表戦で初めてキャプテンマークを巻いた伊東純也が右から中に絞ってFW的な動きを見せたり、持ち前のスピードで敵をぶっちぎるなど、圧倒的な個の力を示したものの、彼1人の力だけで点は取れない。前半はシュート数11対1という実力差を見せつけながら、0-0のまま終了した。

 森保一監督もある程度、こうなることは想定していた様子で、後半頭から堂安律と中村敬斗を投入。流れを変えようと試みた。余裕を持ってピッチに入ったという中村敬斗は、試合をこう振り返っている。

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