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「全エネルギーを注ぐ」サッカー日本代表の新2列目の脅威は「相手の嫌なところに」【アジアカップ2023現地取材】

text by 編集部 photo by Getty Images

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伊東純也、中村敬斗、南野拓実の3人が描く攻撃のイメージ


【写真:Getty Images】

 サッカー日本代表は14日、AFCアジアカップカタール2023(アジア杯)グループリーグ初戦でベトナム代表と対戦する。三笘薫の欠場、久保建英の先発回避が濃厚になる中、“フランストリオ”に活躍の期待がかかる。伊東純也、南野拓実、中村敬斗の3人はそれぞれが攻略のイメージを描きつつ、大事な初戦に臨む。



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 前回大会直後にベルギーに渡り、5年間に渡って欧州でプレーしてきた伊東は「ヨーロッパに移籍していろんな面で成長できたので、しっかり結果で見せたい」と意気込む。その前回大会で主力として期待されながら思うような結果を残せなかった南野は、「年も年なんで」と自然体で大会に臨むつもりだ。

 日本代表では初の国際主要大会となる中村は「1人でぶっちぎっていくのは簡単じゃない。うまく周りを使いながら一緒に連係して崩していきたい」と話す。その崩しの鍵になるのが、左サイドの中村とともに2列目に入ることが予想される南野と伊東だ。

 右サイドを伊東が突破すれば、中村は「全エネルギーを注いで僕が中に入っていく。そういうところが自分の武器なので」と話す。伊東は「名波(浩コーチ)さんとポケットを取ろうという練習をやってきた。仕掛けるところは仕掛けて、使うところは使って、相手の嫌なところにボールを送って行ければいい」と攻撃のバリエーションにも触れる。

 その意味で多彩な攻撃の鍵になるのが南野のプレーになるだろう。ポケットに走りこむ動きや自らシュートを狙う姿勢については「自分の良さでもあるし、そういうプレーを増やしていきたい」と語った。前回大会では南野、中島翔哉、堂安律の2列目コンビが活躍を期待されながら思うように結果を残すことができなかった。三笘と久保が万全ではない今大会では、この3人の活躍が優勝するために必要になるだろう。

 かつて日本代表を率いたフィリップ・トルシエ監督は日本代表のことを詳細に分析しているだろう。果たして、彼らはそれを上回るクオリティを見せることができるか。フランス人指揮官率いるベトナム代表撃破の鍵は、フランスでプレーする3人が握っていると言っても過言ではない。

(取材:元川悦子【カタール】、構成:編集部)

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【了】

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