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海外サッカー 3か月前

優勝候補はどこだ! 欧州CL戦力値ランキング9~16位【ベスト16決定版】最新メンバーを分析。サプライズを起こすのは?

シリーズ:欧州CL戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:ドルトムント(ドイツ)

ドルトムント
【写真:Getty Images】


監督:エディン・テルジッチ(2年目)
23/24欧州CLグループリーグ成績:3勝2分1敗(1位)
戦力値:77(攻撃力21、守備力19、選手層19、勝負強さ18)

 昨季のドルトムントは最終節で痛恨の引き分けに終わり、バイエルン・ミュンヘンの11連覇を許す悔しいシーズンの幕切れとなった。オフには中心選手だったイングランド代表MFジュード・ベリンガムとポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロを放出。彼らに代わる新戦力も加えて新たなリスタートを切っている。

 その中で迎えた今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではパリ・サンジェルマン、ミラン、ニューカッスルと強豪が名を連ねた「死の組」グループFを、最終節を残した状況で首位通過を決めている。初戦こそ敗れたが、それ以降の5試合を無敗で乗り切り、ライバルチームに勝ち点を与えないことで突破に成功した。

 そんなドルトムントの最大の強みは、ブンデスリーガの直近の5試合のうち4試合で3ゴール以上奪っている「攻撃力」だろう。夏の新戦力と冬の新戦力が早くもチームの中心となっており、昨季のブンデスリーガ得点王ニクラス・フュルクルクの存在感は絶大だ。身長189cmある長身ストライカーはリーグ戦で10得点7アシストと多くの得点に関与。オランダ代表DFイアン・マートセンとイングランド代表FWジェイドン・サンチョを冬の移籍市場で補強したことで、チャンスメイクの質が高まり、チームとして得点を量産するモードに入っている。

 一方の「守備力」は開幕当初に課題を抱えていた。中盤の守備強度が低く、攻から守への切り替えの遅さから失点を重ねた。前半戦は16試合で25失点とハイペースで相手にゴールを許していたが、ウィンターブレイクを挟んでの年明け以降の試合では改善が見られ、失点が大幅に減少。2024年に行われたブンデスリーガでの5試合では1失点しか喫していない。攻撃と守備の両方で改善がみられる良い状況にあり、3シーズンぶりのCLベスト8進出の可能性も大いにあるだろう。

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【了】

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