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Jリーグ 3か月前

「大迫勇也をどう封じたのか」川崎フロンターレ19歳高井幸大は「経験を積めば間違いなく世界に出る」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

15歳差のセンターバックコンビが大迫勇也を封じる


 特に目立ったのが、34歳・丸山祐市と19歳・高井幸大の年齢15歳差センターバック(CB)コンビ。彼らはアグレッシブな守備から素早く攻守を切り替え、最前線の大迫を目がけて長いボールを使ってくる神戸の攻撃パターンを確実に頭に入れ、起点となる絶対的エースつぶしに奔走した。

 前半こそ、こぼれ球を拾われ、22分にはカウンターから大迫にゴール前に飛び込まれる決定機を作られたものの、GK上福元直人が鋭い反応でセーブ。間一髪で失点を阻止する。その後も大迫には嫌なポジションに侵入されるケースもあったが、若い高井が確実に体を寄せ、最終的にはフリーにさせなかった。

「前半はもう少しボールホルダーに行くことによって相手の制限かけたかった。少し前のラインが低いかなと思ったので、DF間で声をかけながらやってましたね。丸山選手とは練習からすごくコミュニケーションを取れてましたし、お互いにカバーし合えたと思います」と若き長身CBは前半45分間で手ごたえをつかんだという。

 0-0で迎えた後半。開始早々の48分に瀬古樹のFKからラッキーな形でファンウェルメスケルケン際が先制点を奪った川崎は勢いに乗った。神戸がさらに大迫を起点とする攻めを加速させてくる中、高井らの守りはより凄みを増していった。

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