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最大の暴落は? 日本人選手、市場価値ダウン額ランキング11〜20位。評価を落としてしまったのは?【2024年最新版】

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部フォーカス photo by Getty Images

17位:稲垣祥(名古屋グランパス)

稲垣祥
【写真:Getty Images】


生年月日:1991年12月25日
市場価値の変動:120万ユーロ(約1.68億円)→100万ユーロ(約1.4億円)
市場価値の減少額:20万ユーロ(2800万円/-16.7%)
22/23リーグ戦成績: 33試合3ゴール1アシスト

長く名古屋グランパスの中盤に君臨してきたMF稲垣祥だが、今季は一転して苦しい立場に置かれている。

2020年にサンフレッチェ広島から名古屋に加入した稲垣は、マッシモ・フィッカデンティ前監督、そして現在チームを率いる長谷川健太監督の下で、中盤の絶対的な主力として重宝されてきた。2023シーズンには、クラブレコードを大きく更新するリーグ戦139試合連続出場という驚異的な記録を打ち立てている。

名古屋5年目となる今季は、チームの不振とともに自身も低調なパフォーマンスを披露してしまっている。開幕戦(鹿島アントラーズ戦)では、アンカーの役割を任されたが中盤の底から攻撃の起点を作ることは出来ず。それどころか、守備の負担が大きくなったことで本来の強みであったボール奪取能力も上手く発揮できていないように見えた。第2節のFC町田ゼルビア戦では先発せず、久しぶりにベンチを温めている。長谷川監督にはリーグ最下位脱却を図るために、そして稲垣の強みを引き出すためにも、戦術プランの修正が求められる。

年齢面が考慮されたのか、その市場価値は20万ユーロ(2800万円)減少した。それでも稲垣の運動量に陰りは見えず、依然として彼がJリーグ屈指の実力者であることに変わりないだろう。

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