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まったく歯が立たず…。J1でボロボロだった歴代チーム(2)期待外れの最下位…。「お荷物」と揶揄されたのは?

シリーズ:J1でボロボロだった歴代チーム text by 編集部 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグが開幕しておよそ1カ月半が経過し、連日激しい戦いが続いている。過去30シーズンの歴史では、何もかもがうまくいかず、早々と最下位やJ2降格が決まってしまったチームもある。今回は、歴代のJ1最下位クラブの中でも、あまりにも悲惨だったクラブをピックアップして紹介する。


浦和レッズ(1993年)

1993シーズンの浦和レッズ
【写真:Getty Images】

1993シーズン成績:8勝28敗
監督:森孝慈

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 いまでこそJリーグ屈指の名門チームと認知されている浦和レッズだが、Jリーグの創設初期は悲惨で、1993シーズンは精細を欠き、「お荷物クラブ」と揶揄された。

 前評判は悪くなかった。エースの福田正博や柱谷幸一といったスター選手を擁し、アルゼンチンからビクトール・フェルナンデスやマルセロ・モラレスといった有力選手を迎え、上位進出も狙えると期待を集めていた。

 しかし、柱谷が開幕戦で負傷して長期離脱を強いられると、アルゼンチンからの助っ人はどちらも数試合で帰国してしまい、まったく戦力にならなかった。福田も日本代表戦の疲れがあったとされ、27試合で4得点とふるわず。結局、ファーストステージ、セカンドステージとも最下位で、26得点78失点という数字で1年目のJリーグを終えている。

 このときの浦和の象徴的な出来事として思い出されるのは、6月の鹿島アントラーズ戦だろう。浦和は、福田のゴールで試合開始直後に先制した。しかし、自陣に戻ってチームで大喜びし、スタンドでチアホーンが鳴り響く間に鹿島がリスタート。そのままゴールを決められてしまった。ジーコのような世界的なスターを擁するプロを相手に、まだアマチュア感覚が抜けていないことを見せつけられたような瞬間だった。

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【了】

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