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まったく歯が立たず…。J1でボロボロだったチーム(3)ホームで1勝もできず…。J1初挑戦は散々

シリーズ:J1でボロボロだった歴代チーム text by 編集部 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグが開幕しておよそ1カ月半が経過し、連日激しい戦いが続いている。過去30シーズンの歴史では、何もかもがうまくいかず、早々と最下位やJ2降格が決まってしまったチームもある。今回は、歴代のJ1最下位クラブの中でも、あまりにも悲惨だったクラブをピックアップして紹介する。


徳島ヴォルティス(2014年)

2014シーズンの徳島ヴォルティス
【写真:Getty Images】

2014シーズン成績:3勝5分26敗(勝ち点14)
監督:小林伸二

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 徳島ヴォルティスは、2013シーズンのJ2で4位となり、昇格プレーオフの末にクラブ史上初のJ1昇格を成し遂げた。しかし、1部の舞台はあまりにも厳しかった。

 徳島はスタートダッシュで完全に失敗した。開幕戦でサガン鳥栖に0-5で敗れると、そこから9連敗。その間に挙げた得点はわずか2つで、徳島の自信はみるみる削がれている。

 大きな補強なしに臨んだことも、結果的に良くなかった。新戦力の適応よりも、就任3年目の小林伸二監督の戦術浸透を重視した判断と言えるが、前年のJ2で4位だった徳島がJ1で対等に戦うのは厳しかったはずだ。

 そんな中で獲得したクレイトン・ドミンゲスに10番を託して攻撃に迫力を持たせようとしたものの、こちらはハズレだったと言わざるを得ない。11試合に出て得点なしに終わり、夏にはFC岐阜に期限付き移籍となった。クレイトン・ドミンゲスは、当時柏レイソルで活躍していたレアンドロ・ドミンゲスの実弟。実際のところは分からないとしても、偉大な兄の「ブランド」に惑わされて獲得してしまった感は否めない。

 シーズン前半戦でほぼ降格が決まってしまった徳島は、その後も勢い付くことはなく、第28節終了時点でリーグ最下位が決定している。17位と勝ち点17差、残留圏まで同22差という最終結果だった。徳島の3勝はいずれもアウェイで、初のJ1挑戦でホームのサポーターに勝利を届けられなかったことは、降格を覚悟していたとしても心残りだっただろう。

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【了】

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