浦和レッズを襲った悪夢。そのとき何が起きていたのか…
時計の針が90分を指す寸前。勝利の行方がほぼ決まりかけたときに悪夢が浦和を襲った。中盤でルーズボールを拾われカウンターを浴び、途中出場の石井久継に同点ゴールを決められてしまう。さらにその2分後には、田中が反転しながらパスをルキアンに流すと、冷静に右足で蹴り込まれ土壇場で逆転弾を浴びた。
浦和としてはオープンな戦いにしたくはなかったのだが、気温27.8度、湿度78%という厳しい環境下でもあり、相手よりも先に足が止まり、守備での寄せが緩くなってしまった。ズルズルとラインが下がることでセカンドボールを拾われてしまったことも敗因の一つだ。
試合前には、リード時の進め方やボールを保持など、時間の使い方についてのミーティングもあったと言うが、個々の判断にバラ付きもありチームとしての経験不足を露呈した。
ヘグモ監督は「後半への入り方、後半のほとんどの時間には誇りを感じてもいいと話しました。ただ、この試合の最後の5分、6分、試合の締め方の教訓として学ばないといけない。1対1の場面では命を懸けて戦わないといけない。最悪の場合、相手にフリーキックを与えてでも止めないといけない。より点を取って試合を決定づける。そうでなければしっかり決意を持って試合を締めないといけない」と強調した。
連勝も途切れ、浦和駒場での無敗記録(さいたまシティカップを含め)も16でストップ。首位のFC町田ゼルビアとの勝点差は14に開いた。だが上位に肉薄するためにも、次の試合は絶対に勝ち点3が必要となる。
主力が抜け、多くの怪我人を抱えるからこそ、「チームで一番シュートが上手い」と西川周作が評価する武田の躍動に期待がかかる。