武田英寿が「ここに帰ってきた理由」
「これまでは戦術に囚われすぎたり、周りに合わせすぎていましたけど、試合に出続けることで、自分でテンポをコントロールしたり、自分がボールを持った時にチームをコントロールできるような自信ができています」と武田は話すと「それは継続しながら、ビルドアップやボールを保持すること、そこから前に入っていく形が作れれば良いと思います」と続けた。
武田は2020年に高校サッカーの名門・青森山田校から加入。1年目はリーグ戦の出場が3試合にとどまり、翌年のシーズン途中から武者修行を決断。パリ五輪世代の1人でもある武田は、FC琉球、大宮アルディージャで経験を積んだ。2023年は水戸ホーリーホックで38試合に出場し、2得点9アシストを残したが、残念ながらパリ五輪本大会メンバーへの選出とはならなかった。
武田は「ここに帰ってきた理由は、それを目指していたので。でも難しさは感じていました。“入れればいい”ぐらいで、気持ちの整理はしていました。ただ(大畑)歩夢はずっと選ばれていましたし、彼が選ばれて嬉しかった。頑張ってきて欲しいです。僕は浦和で結果を残し、これから先のサッカー人生を良いものにしていきたい」と前を向いた。
チームを高見に導く救世主になるためにも、課題と向き合いながら目に見える結果を出すことで自分の存在価値を証明したい。
(取材・文:石田達也)
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プロフィール:石田達也(いしだ・たつや)
千葉県出身。浦和や千葉を中心にJリーグやアマチュアスポーツまで幅広く取材。サッカー専門誌、地域情報誌などにも多数寄稿。「職業サッカークラブ社長」(ベースボール・マガジン社)などの書籍編集を担当。「浦和ACL戦紀」(ELGOLAZO BOOKS)共著がある。