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明治安田J1リーグ第22節、浦和レッズ対湘南ベルマーレが6日に浦和駒場スタジアムで行われ、浦和は終盤の連続失点のすえ2-3で敗れた。出場時間を伸ばす中で存在感を増す武田英寿は、自身のパフォーマンスに手ごたえを感じながらも、勝利に導けなかった悔しさを滲ませていた。(取材・文:石田達也)
口火を切ったのは武田英寿の左足だった
キャプテンの酒井宏樹と副キャプテンのアレクサンダー・ショルツ、そして岩尾憲とオラ・ソルバッケンの退団が発表され、負傷者も多く苦しい台所事情の浦和レッズ。そのなか石原広教や佐藤瑶大、安居海渡、パリ五輪世代の大畑歩夢や武田英寿、その穴を埋め新たにキャプテンに就任した伊藤敦樹が躍動。リーグ戦2連勝の勢いをもったまま湘南ベルマーレと対戦した。
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浦和は4-3-3ではなく、連勝時と同様に4-2-3-1の布陣でスタートする。ダブルボランチを採用したことで、中盤に入った伊藤と安居の特性が引き出され、アグレッシブなプレーが表現されている印象だ。
この日は、激しい雷雨のため30分遅れでキックオフの笛は鳴る。ピッチ上に水溜まりはないもののピッチはかなりスリッピーで緩く、両チームの選手が足を取られる場面も多く見られた。
その中、第19節の鹿島アントラーズ戦で2得点を決めるなど、プレーに自信を深める背番号47を付けた武田が口火を切る。15分、左ポケットを取った伊藤の折り返しを左足で合わせるとボールはゴール右上隅の“ここしかない”というコースに飛ぶも相手キーパーのファインセーブに遭う。
その後も浦和がペースを握る中で武田がリズムを作るため至るところに顔を出す。「相手を含め、インサイドハーフとの関係性も色々と試合の中で変化をさせながらやっていました。自分が中に入ったり、降りたり、もちろん高い位置だったり、相手も守備の固いチームでサイドに立っていたらマンツーマンになるような形が多かったので、中に入る選択肢は間違っていなかったと思いますし、そこで落ち着いて、自分たちの時間を作ることはできたと思います」(武田)と自身のプレーを話した。