川島永嗣「前があれだけ頑張ってくれたので…」
ゴール裏からの後押しも熱気を帯びてくる中で、終盤に磐田が2点目を決める。クルークスからのクロスをボックス内のジャーメイン良が競ると、中盤から上がって来た上原がペイショットに当てて、手前に落としたボールをゴール右に蹴り込んだのだ。
直後に提示された後半アディショナルタイムの数字は11分。追い上げムードに拍車がかかる中で、再び右のクルークスを起点に、ボックス内の混戦でリカルド・グラッサが出したボールを終盤にセンターバックで入っていた鈴木海音が、ゴールに流し込んだ。
磐田の同点劇にわくスタジアムの雰囲気からすれば、さらに4点目を決めて、勝ち点3を取るという流れは自然だろう。
しかし、G大阪側は抜け目なく磐田の隙を突いて、終盤に交代で入っていた美藤とジェバリが絡み、最後はスタートから前線に入っていた坂本が結果を出した。その攻防は紙一重だったが、ものにしたのはG大阪だった。
ゴールを守る川島は同点に追い付いてなお、攻撃的に行ったフィールドの選手たちの姿勢を認めながら「前はリスクを負ってでも点を取りに行くっていうのも分かったし、ただ、僕はやっぱり守らなければいけない側。前があれだけ頑張ってくれたので、逆に後ろのところでどうにか抑えられるようにしたかったですけど、それができなかった」と語る。
最後のコーナーキックのチャンスには、その川島も攻撃参加に出て、実際ボールに合わせるところまでは行ったが、惜しくもゴールに届かず。「入らなければ意味はないので」と苦笑いを浮かべた。