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Jリーグ 1か月前

ジュビロ磐田はまだ終わっていない。山田大記が強調する一体感。「最後みんなに喜んでもらえるように…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグ第36節、ジュビロ磐田対ガンバ大阪が9日に行われた。残留に向け勝ち点が欲しい磐田は試合終盤、1-3から一時3-3に追いつくも、最後の最後に失点し3-4で敗れた。苦しい状況は続くが、まだ降格が決まったわけではない。山田大記は、改めてチームの一体感を強調した。(取材・文:河治良幸)

堅守のガンバ大阪相手に3点を奪ったが…

ジュビロ磐田
【写真:Getty Images】

 ジュビロ磐田が怒涛の反撃でガンバ大阪から2得点を奪い、3-3に追い付いた2分後に、そのシーンは起きた。

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 G大阪側のクリアボールから、左外で福田湧矢が植村洋斗と競り合い、中央に溢れたボールを美藤倫が拾うと、中央左を走るFWイッサム・ジェバリに。磐田のディフェンスがズレたことで生じた中央のギャップにもう一人のFW坂本一彩が入り込み、左足でGK川島永嗣を破った。

 磐田としては1-3にされた段階で、かなり苦しい状況になったことは間違いない。G大阪は横内昭展監督も認める堅守をベースに上位を争い、この試合前までFC町田ゼルビアと並び、失点数がJ1で一番少なかった。しかも、シーズンを通してG大阪が3失点したのは6月に行われた町田とのホームゲームだけだ。

 前半の終わりに、山下諒也の今シーズンJ1初ゴールで1-2とリードしていたG大阪は62分に、DFリカルド・グラッサのハンドで得たPKを宇佐美貴史が決めて、1-3とリードを広げた。

 ベンチスタートだったキャプテンの山田大記は1-2の時点で、FW渡邉りょうとの交代で入る準備をしていたが、ピッチに立つ直前にPKとなり、2点差にされる瞬間をいきなりオンザピッチで観る結果となった。

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