「フロンターレで引退するのが一番ですけど…」37歳の小林悠が掲げた目標
「それは何とも言えないですね。もちろんフロンターレで引退するのが一番ですけど、試合に出たいという気持ちもやはり捨てきれない。その意味でも再びチャレンジのシーズンになると思います」
シーズンが始まる前に、自宅の寝室のドアに、その時々に掲げる目標をマジックで記した紙を貼ってきた。いつでも自分の視界に目標が飛び込み、そのたびに自らを奮起させるためだ。今シーズンは「タイトル獲得にかかわるゴールを絶対に決める」と記したが、残念ながら達成できなかった。
「何点を取る、といった目標を掲げるのもだんだん難しくなってきたなかで、あのゴールがなかったら優勝はなかったとか、それこそ決勝でワンチャンスを決めるとか、そういうところで輝けるように練習から準備してきました。その意味では、今シーズンに関してはものすごく悔しい思いしかない」
来シーズンの開幕前にしたためる言葉も、すでに決めていると小林は明かしてくれた。
「来シーズンこそはフロンターレのタイトルに貢献するためのゴールを決めたいし、そういう部分に関して自分は持っている方だと思うので。怪我をせずにほとんどの試合に絡む、という目標もありますけど、自分としては怪我という文字を書きたくないので、シーズンを通して戦う、といった感じでいきたいですね」
通算168ゴールで歴代2位、現役ではトップに立つ38歳のFW興梠慎三(浦和)も今シーズン限りでの現役引退を表明している。興梠に代わって現役選手では1位で臨む来シーズンへ。プロ16年目となる小林には異能のゴールハンターとして、川崎のイズムを伝える伝道師として、まだまだ数多くの仕事が残っている。
(取材・文:藤江直人)
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