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Jリーグ 8か月前

夏の移籍も視野に? Jリーグ、いまだ“出場ゼロ”の逸材6人。分厚い選手層に阻まれているのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:安齋悠人(あんざい・ゆうと)

安齋悠人
【写真:Getty Images】

生年月日:2005年4月25日(19歳)
所属クラブ:京都サンガF.C.

 京都サンガF.C.の安齋悠人に、今シーズンはまだ出番が回ってきていない。さらなる成長のためには、この夏に何らかの決断を下すべきなのかもしれない。

 現在19歳のスピードスターは、尚志高校出身。爆発的な加速力を武器に、一瞬の隙を突いてサイドの深い位置までボールを運ぶことができる選手だ。ルーキーとして加入した昨季は、センセーショナルなプロデビューで大きな注目を集めた。

 安齋は第1節の柏レイソル戦でベンチ入りを果たすと、京都が1点ビハインドの状況だった89分にピッチへ送り込まれた。これがJ1デビューとなったわけだが、投入直後から自信あふれるドリブルでの仕掛けを披露。後半アディショナルタイムにはフリーキックのこぼれ球に反応して同点ゴールを奪っている。

 J1デビュー戦でチームに値千金の同点ゴールをもたらした安齋は、最終的に2024シーズンの公式戦11試合に出場。プレータイムは限られていたが、ルーキーイヤーに貴重な経験を積むことができた。

 そして迎えたプロ2年目の今季。昨季以上の活躍が期待されていたが、ここまでリーグ戦は全てベンチ外となっている。ベンチ入りは3月20日に行われたYBCルヴァンカップ1回戦のガイナーレ鳥取戦のみ。サブメンバーを中心に臨んだこの試合でも出場無しと、プレー機会の確保に苦しんでいる印象だ。

 昨年12月以来の公式戦出場はいつになるのか。このまま試合に絡めない状況が続くのは、将来有望な選手にとって好ましい状況とは言い難い。

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