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「僕のミスと泰斗のミス」なぜ川崎フロンターレは逃げ切れなかったのか?「自分のミスが何か所か…」

text by 編集部 photo by Getty Images

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川崎フロンターレ
【写真:Getty Images】

悪夢の連続失点で勝利を逃した川崎フロンターレ

 明治安田J1リーグ第5節延期分、川崎フロンターレ対横浜F・マリノスが9日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われ、3-3の引き分けに終わった。川崎は2-1とリードしながら、試合終盤に失点を重ねて勝利を逃した。なぜ、川崎は逃げ切りに失敗したのか。それぞれの目線から、その原因を振り返っている。

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 2-1というスコアで試合はアディショナルタイムに入ろうとしていた。長谷部茂利監督が就任して、守備の堅さが武器になりつつある。押し込まれていても耐え凌げる粘り強さもある。ただ、このまま試合をクローズできるほど甘くなかった。

 1点を追うマリノスはリスクを負って攻めてきた。宮市亮は積極的に味方を追い越していく。89分に右サイドを駆け上がる宮市から上がったクロスに反応したのは植中朝日。バイシクルで右足に合わせると、天野純がゴールに押し込んだ。

 そのままでは終わらない。その3分後、今度は左サイドから山根陸がゴール前にボールを入れ、またしても植中が合わせる。混戦になったところをヤン・マテウスがゴールに流し込んだ。高井幸大のゴールで幕を閉じた等々力劇場を、長谷部監督はこう振り返った。

「ゲーム自体は2-1で終わるべきゲームだったと思います。そういうゲームでも勝ちに持っていける、そういうチームにしてきたつもりですが、自分のミスが何か所かありまして、また、このタイトスケジュールにやられた感も少しあります」

 長谷部監督は引き分けた原因は自分にあると言う。「自分のミスで2-1から3-3になった」と言い、選手をかばった。

 7連戦の真っただ中であり、中2日の3連戦の中日だったこの試合で、川崎は前節からマルシーニョと河原創を除く9人を替えた。試合前には宮城天が負傷して先発を回避し、セサル・アイダルも交代を余儀なくされた。

 コンディションを考えれば、大きくメンバーを替えた采配自体には納得できる。すべてがすべてではないが、致し方ない部分もあることは確かだ。

 そして、指揮官と同じように「僕のミス」と言った選手がいる。

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