「えぐかった」石原広教が称えた味方のプレー
町田のストロングポイントに大きなストレスを与え続け、チャンスらしいチャンスを与えなかった。相手の攻撃のキーマンである相馬の突破を封じると石原は小さなガッツポーズを作りながら自分自身を鼓舞。「(ガッツポーズは)出ちゃいますね。ギリギリ抑え込んだこともあって(笑)」と続けた。
そして38分には西川周作の高性能フィードが渡邊凌磨の足元に入ると、フリックでスペースに流し込み松尾佑介が左足で決め切った。この間、わずかに8秒。電光石火の一撃でもあった。
「これでもか!」というほどのガッツポーズをする西川にセンターサークルから真っ先に駆け付け、特大の笑顔を浮かべながら思いっきり抱きついたのが石原だった。
「あれは周くんからのフィードがえぐかった。誰もいかず一人で喜んでいたのが可哀そうだったんで(笑)」と、おどけながらも守護神の好プレーを称えた。
その場面について西川は「ヒロ(石原)が嬉しそうに来てくれましたし、『ナイス!』って言ってくれて嬉しかったです」と口にすると、「ただ2-0が一番危険ということで、直ぐに切り替えて、次のプレーにという心構えではいました」と明かした。
石原の活躍はこれだけに留まらない。