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Jリーグ 4日前

「回すだけでは点は取れない」柏レイソル、得点力不足の原因は…。「そこのバランスが必要なんです」【英国人の視点】

シリーズ:コラム text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグは10節を消化し、柏レイソルは4勝5分1敗という成績で5位につけている。リカルド・ロドリゲス監督が指揮を執るチームは、開幕4戦無敗と好スタートを切ったが、直近5試合では1勝4分と引き分けがかさんでいる。そんなチームに起きている問題を、選手たちはどう捉えているのだろうか。(取材・文:ショーン・キャロル)

柏レイソルが抱える懸念材料

柏レイソル
【写真:Getty Images】

 柏レイソルは昨年、わずか勝ち点3差で降格を免れたが、2025年J1シーズンの4分の1を終えた時点で、川崎フロンターレと並んで今季1敗のみの成績を残している2チームのうちの1つとなっている。

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 リカルド・ロドリゲス監督率いるチームは、先週末に国立競技場で行われたFC東京戦で、木下康介が94分に同点弾を決めるという劇的な展開で1-1の引き分けに持ち込み、その記録を維持した。しかし、多くの時間で優勢に試合を進めた柏からしてみれば、勝ち点1という結果はふさわしいものとは言えない。

 国立での試合において「ホーム」「アウェイ」の概念は曖昧になりがちだ。形式上はアウェイだったが、が、柏は試合全体で63%のボール支配率を記録し、パス本数ではFC東京の331本に対し749本と、2倍以上の数字を叩き出した。

 連係や意図の明確さは目を引いたものの、最終局面での切れ味に欠けていたことが、木下による土壇場での同点ゴールを必要とさせた。実際、柏の得点力不足は懸念材料の一つである。

 今年これまで、1試合で2得点以上を記録したのはわずか2回。セレッソ大阪に2-1で勝利した試合と、浦和レッズに2-0で勝利した試合のみだ。前線でもっと決定力を発揮していれば、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、アルビレックス新潟と並びJ1最多タイの5試合ある引き分けのいくつかを勝利に変えることができていただろう。 

 FC東京戦の後、久保藤次郎は次のように語った。

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