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Jリーグ 3週間前

浦和レッズ4連勝の裏に「リスクのある選択」。パターン化で失う安定感が今後の課題に【戦術分析コラム】

シリーズ:戦術分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグ第12節でサンフレッチェ広島を1-0で破った浦和レッズは、連勝を4に伸ばした。4戦未勝利と苦しんだ今季のスタートから、マチェイ・スコルジャ監督はどのようにチームを改善していったのか。その一方で、直近の戦いから今後の課題になりそうなポイントも浮かび上がってくる。(取材・文:編集部)

その典型例が湘南ベルマーレ戦と柏レイソル戦

浦和レッズ 金子拓郎&松尾佑介 

【写真:Getty Images】

 浦和レッズは4月25日のサンフレッチェ広島戦までリーグ4連勝を飾った。これは2023年3月以来のことであり、上位から下位までのレベル差が小さく拮抗したJ1において簡単に出せる成績ではない。

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 そして、この連勝のスタートは4月13日のFC町田ゼルビア戦だったが、そこが選手起用に大きな変化のあったタイミングだったことは偶然ではないだろう。一方で、その前から少しずつ改善がみられていた部分もあり、その相乗効果があったと見るのが良さそうだ。

 今季の浦和は大きく分けて、ロングボールを前線に当ててくるタイプの相手には開幕当初から強みを見せていた。しかし、3バックを採用するなどピッチの幅を広く使ってビルドアップの逃げ道を用意するチームや、浦和の後方の選手たちに時間を与えないハイプレスを仕掛けてくるチームに手を焼いていた。

 その典型例が湘南ベルマーレ戦と柏レイソル戦であり、湘南戦の前半をマチェイ・スコルジャ監督は「今シーズンのワーストと言える時間だった」と表現しているほどだ。

 それでも、3月の半ばからサイドハーフの選手がプレスに出る際にスタート地点とスピードを調整するようになり始めて改善がみられていた。

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