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Jリーグ 2週間前

「みんな、しんどかった」山本悠樹の目元はうるんでいた。ACLEで見た川崎フロンターレの「あるべき姿」【現地取材コラム】

シリーズ:コラム text by 江藤高志 photo by KAWASAKI FRONTALE

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川崎フロンターレ 最新ニュース

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)決勝、アル・アハリ(サウジアラビア)対川崎フロンターレが現地時間3日に行われ、2-0で川崎は敗れた。死力を尽くして戦ったが、川崎は悲願のアジアタイトルにあと1歩届かず。山本悠樹は試合後、その悔しさを噛みしめながら言葉を紡いだ。(取材・文:江藤高志【サウジアラビア】)

川崎フロンターレ、頂点にあと1歩届かず

川崎フロンターレ
【写真:©KAWASAKI FRONTALE】

 優勝したアル・アハリの選手たちが全員退出。選手を待ち受けていた大勢の地元報道陣が姿を消し、閑散としたミックスゾーンにドクターと共に1人姿を表したのが山本悠樹だった。

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 5月3日にサウジアラビアのジェッダでACLエリートのアル・アハリとの決勝戦が行われ、川崎は0-2で敗戦。試合終了からは3時間ほどが経過しており、日付は変わっていた。

 山本は試合後のドーピングチェックの対象選手となっていた。毎試合後、両チームから2選手が選ばれて行われており、この試合会場での最後の1人としてチェックを終えたばかりだった。

 最後までミックスゾーンで山本を待ち続けていた川崎担当の4人の記者を見つけた山本は、試合から時間が経過し過ぎていたため「熱量がないかもしれませんが」と軽い冗談を口にして取材に応じてくれた。

 山本が試合を総括する言葉として選んだのは、悔しい気持ちだった。

「ありきたりな言葉で言うと、悔しいですって感じですけど、力負けしたなというところもありますし。この景色は忘れないだろうと思います」

 そう山本が口にした景色とは表彰式のことだという。

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