フットボールチャンネル

Jリーグ 2か月前

「最初は苦しかった」荒木駿太はベガルタ仙台で受け入れられ、喜びを感じる。ついに迎えた節目に「少し泣きそうに」【コラム】

シリーズ:コラム text by 小林健志

森山佳郎監督の反応は…「特に荒木駿太のところはそれを期待されて…」

 このゴールは仙台サポーターの待つエリアの前で決まったこともあり、待望のゴールにサポーターは大いに沸き、そしてチームメイトも荒木のゴールを祝福した。

「『やっと決めたな』と言う人もいましたし、『おめでとう』と言う人もいましたし、『まあまあ遅いね』『決めるチャンスあったよね』そういう厳しい声もあったんですけど、みんなが祝福の声をかけてくれたので良かったなと思います」

 さまざまな形での祝福を受けたという荒木は、駒澤大時代の同期で、これまでも息の合ったプレーを見せてきた宮崎に高く持ち上げられた時は「愛を感じましたね」と同期愛を感じたという。

 仙台の森山佳郎監督も「今日は2人(荒木の他、先制ゴールのDF井上詩音)の入団後初ゴールがあった。特に荒木のところはそれを期待されて、なかなか数字として出すことができなかったんですけど、今日はしっかりと決めてくれたというのは、僕らにとっても、特に荒木にとっても、ちょっと肩の荷が下りてたって言うかね。それでまた2点目、3点目というのをここから決めていってくれれば良いかなと思っています」とチームの主軸となりながらも、ゴールが遠かった荒木をねぎらい、今後に期待をかけていた。

 指揮官のこの言葉に荒木自身も「(肩の荷が)めちゃめちゃ軽くなりましたね」と安堵の表情を浮かべていた。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!