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Jリーグ 2週間前

「最初は苦しかった」荒木駿太はベガルタ仙台で受け入れられ、喜びを感じる。ついに迎えた節目に「少し泣きそうに」【コラム】

シリーズ:コラム text by 小林健志

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 明治安田J2リーグ第13節、ベガルタ仙台対レノファ山口FCが3日に行われ、3-1で仙台が勝利した。自動昇格圏浮上につながる勝利を決定づける3点目を決めたのは荒木駿太。移籍後初ゴールは、焦りや重圧、そして周囲への感謝など、様々な感情が詰まったものになった。(取材・文:小林健志)

13戦目にして決まった移籍後初ゴール

ベガルタ仙台FW荒木駿太
【写真:Getty Images】

 長崎総合科学大附属高で活躍後、駒澤大に進学。2022年にサガン鳥栖でプロキャリアをスタートし、その後2023年途中からFC町田ゼルビアでプレー。今季からベガルタ仙台に完全移籍した。荒木駿太は豊富な活動量に加え、中盤の選手と絡みながら決定機をつくり出す存在として仙台のスタイルにフィットし、5月3日のJ2第13節レノファ山口FC戦まで全試合出場を果たしている。

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 ここまで多くのゴールを演出してきた荒木であったが、なぜか自身のシュートが決まっていなかった。しかし、山口戦でついに今季初、そして移籍後初ゴールが生まれた。

 後半、2-1と1点リードで迎えた78分だった。中盤でDF石尾陸登がボールを奪うとそのまま前進して、右にいたMF鎌田大夢を経由して逆サイドにいたFW宮崎鴻へボールが渡る。宮崎のシュートは相手DFの足に当たったが、こぼれ球に反応したのが荒木だった。

「(石尾)陸登から(鎌田)大夢がもらった時に、大夢なら縦パスを出してくれるかなと思ったんですけど、(鎌田は)やっぱり視野が広いので、自分はちょっとあそこ(宮崎)は見えてなくて、さすが大夢だなと思いました。

(宮崎)鴻は今ノリに乗ってるんで決めるかなと思ったんですけども、一応こぼれ球は行っとこうと思ってあそこ(右サイド、宮崎と逆のサイド)にいた。ちょっと相手に当たって回転がかかったボールだったので難しかったんですけど、逆足で蹴ってしっかり合わせて決められたので良かったです」

 荒木はゴールに関わったチームメイトを誉め称えながら、移籍後初ゴールを喜んだ。

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