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「今に生きている」橘田健人が2年前を振り返る。ACLEは「Jリーグとは全く違った」川崎フロンターレで体感した基準

text by 編集部 photo by Getty Images

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川崎フロンターレMF橘田健人
【写真:Getty Images】

AFCチャンピオンズリーグエリート決勝で敗れた川崎フロンターレ

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)決勝でアル・アハリ(サウジアラビア)に0-2で敗れた川崎フロンターレ。5日に帰国し、7日からは再開する明治安田J1リーグの戦いに向けて準備を始めた。11日の鹿島アントラーズ戦を皮切りに、過密日程が待ち受けている。

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 橘田健人は、悔しさを抱えながらもすでに視線を次の戦いに向けていた。「負けてしまったので、残された試合や大会にしっかり切り替えてやっていく必要がある」。

 試合後は、出場した選手たちをねぎらう姿も印象的だった。「持っている力を全部出してくれていた。そこは切り替えようという形で声をかけた」。大会を通して出場機会が限られていた橘田だったが、チームを俯瞰して支える姿勢は変わらなかった。

 迎える次戦はJ1首位の鹿島との一戦。橘田にとっては特別な意味を持つ相手だ。「プロに入ってからずっとお世話になった監督ですし、本当に大事な試合になる」。

 昨季まで川崎を率いた鬼木達監督は、橘田の成長を支えた存在だ。「プレーの細かい部分、守備の原則や準備のことなど、本当に細かく指導してもらった」と感謝の思いを抱く。

 プロ3年目の2023シーズン、橘田はキャプテンを務めた。「うまくいかないことが多かった」と当時を振り返るが、「その時のメンタルの持ち方や過ごし方が、今に生きている」と言う。チームはこのシーズン、リーグ戦を8位で終えたが、天皇杯を初制覇。このタイトルが今回のACLE出場権獲得へとつながった。

 ACLEでは世界的な選手たちとの対戦も経験。「一人ひとりの守備範囲やプレスのスピードがJリーグとは全く違った。自分と比べても全然違うなと感じた」。世界を体感した今、国内の舞台でどれだけその経験を還元できるかが問われる。

「試合に出られたら、自分の成長を見せたい」。鹿島との一戦は、1年半前に賜杯を掲げた国立競技場で行われる。恩師への特別な思いを胸に、橘田は首位との大一番に臨む。

(取材・文:加藤健一) 

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