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Jリーグ 7か月前

「そこが後悔のところ」大関友翔が川崎フロンターレのスタメンに定着する未来は…。脇坂泰斗とは異なる個性【コラム】

シリーズ:コラム text by 江藤高志 photo by Getty Images

「それだけです」脇坂泰斗の復帰は…

「自分がスタメンを取るという意味でも今日は決めなきゃいけなかった。それだけです」


 前半の状況で手にした決定機をもし決めていれば、試合はもっと違った展開になっていたはず。だからこそ、自らのシュートミスを、敗因とまでいう大関は「そうですね、トップ下の選手、ミッドフィルダーの選手が決めれるチームは強いと思いますし、今日も決めるチャンスはあったので。チャンスは来てますし、そこをモノにするか、モノにしないかなので。麻生に帰って練習したいと思います」と次を見据えていた。

 なお、58分の交代は足をつらせてしまったため。脇坂からポジションを奪うには、90分間何事もなく走り続ける走力が必要だ。そうした事実を念頭に「ゲーム体力のところも課題が残ったので。90分しっかりとチームのために戦える。自分自身のこれからの課題かなと思います」と話していた。

 現状川崎のトップ下の一番手は脇坂だが、鹿島戦ベンチ外の理由は明らかになっていない。当然、サウジアラビアでの連戦が影響していると考えるのが妥当で、どの程度で復帰してくるのかも定かではない。だからこそ鹿島戦は大関にとってはチャンスだったが、チャンスは時間限定とも言える。長谷部監督の信頼をどの程度得ることができているのか。大関が超えるべきハードルはまだまだ高い。

(取材・文:江藤高志)

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