9位:北海道コンサドーレ札幌

【写真:Getty Images】
座席種類数:20
本拠地:大和ハウスプレミストドーム
J2の北海道コンサドーレ札幌は、本拠地「大和ハウスプレミストドーム(プレド)」で20種類の座席種を展開しており、9位にランクインした。
以前は札幌ドームとして知られていたプレドは、2024年途中に大和ハウス工業がネーミングライツを取得し、現在の名称となった。かつてプロ野球の北海道日本ハムファイターズも使用していた、Jリーグで唯一のドーム球場である。
ドームならではの構造を活かし、一般的な観戦席に加えてユニークな席種が用意されているのが特徴だ。たとえば、3階コンコースにはテーブル付きの「スカイボックスシート」が設けられており、観戦と会話を両立できる空間が提供されている。メインスタンド中央に位置する「ゴールドシート」はフリードリンク付きで、高級レザーシートから試合を観られるラグジュアリーな席種だ。
家族連れに配慮した席も充実している。「ファミリーシート」はテーブル付きで、背後にキッズパークを併設。「ベビーカー乗ったままシート」は、その名の通りベビーカーごと入場でき、小さな子ども連れでも安心だ。
さらに、特別感を演出するのが40席限定の「クローズアップシート」だ。試合前には選手が行き交うセンター通路付近に下りられる特典が付き、購入者限定の専用ラウンジを利用できるほか、マスコット「ドーレくん」とのふれあいイベントも楽しめる。
2024年J1時の平均観客数は1万7086人だったが、J2降格後の今季は1万5390人に減少。それでも、座席バリエーションの豊かさは、J2屈指の観戦体験を提供している。