7位:セレッソ大阪

【写真:Getty Images】
座席種類数:22
本拠地:ヨドコウ桜スタジアム
セレッソ大阪の本拠地「ヨドコウ桜スタジアム(ヨドコウ)」では、22種類の座席種が用意されており、Jリーグ全体で7位のバリエーションを誇る。
最大収容人数2万4481人とJ1クラブの中では比較的コンパクトなスタジアムだが、多彩な観戦体験を提供することで、安定した観客動員につなげている。2025シーズンは、1試合平均1万7629人を記録している。
標準価格が1万円に設定されている「エキサイティングシート」は、ラウンジあり・なしを選べる仕様(値段も変動)で、多様な楽しみ方に対応。くつろぎ重視の観戦にも、ピッチに集中するスタイルにもフィットする。
さらに、このランキングの席種にはカウントされないが、「企画チケット」の充実ぶりもヨドコウならではの魅力だ。
6月には「日本サッカーレジェンズシート」が販売され、「ホームメイン南SS指定席」に往年の名選手たちを招く。6月1日の清水エスパルス戦では堀池巧とラモス瑠偉が登場、21日の東京ヴェルディ戦では佐藤寿人と一緒に観戦できる。
この2試合では、ピッチサイドから撮影可能な15席限定の「フォトサポシート」も販売され、熱心なファンにとってはたまらない体験となる。また、清水戦限定で設置される「芝かぶりシート」(8席限定)では、ピッチ間近で選手の息遣いを感じられる。
5月の企画チケットでは、カプセルトイを回して座席が決まる「席ガチャチケット」も販売された。コンパクトながら、工夫に満ちた観戦体験の場として、セレッソのスタジアムは進化を続けている。