2位:ツエーゲン金沢

【写真:Getty Images】
座席種類数:26
本拠地:金沢ゴーゴーカレースタジアム
Jリーグのスタジアムで2番目に多くの席種を用意しているのは、ツエーゲン金沢の本拠地「金沢ゴーゴーカレースタジアム(ゴースタ)」で、その数は26種類にのぼる。
ゴースタは2024年に開業した新設の球技専用スタジアムで、収容人数は1万728人。J1クラブのスタジアムと比べると規模は大きくないが、そのぶん多様な観戦スタイルに対応する工夫が凝らされているのが特長だ。
中でもメインスタンド2階にある「プレミアムラウンジ」は、冷暖房完備に加え、専用ラウンジと軽食サービスが付帯するVIP仕様の席種で、試合前には選手があいさつに訪れる特典付きだ。また、ピッチレベルで観戦できる「フィールドシート」は、臨場感と迫力があり、非日常の体験を味わえる。
そのほか、メインスタンド上段にはキッズテラス付き自由席が設けられ、子ども連れでも安心して試合を楽しめる。バックスタンドには「ファミリーシート」「ソファシート」「畳シート」など、くつろぎながら観戦できるユニークな席種も豊富にそろう。
金沢は、以前の本拠地「石川県西部緑地公園陸上競技場」で戦った2023シーズンには、J2ながら1試合平均4225人の動員だった。J3に降格した2024シーズンは平均5435人とむしろ増加しており、新スタジアムの魅力が観客動員に直結していることは間違いない。