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Jリーグ 3週間前

200人以上に聞いた! Jリーグ、チャントが最高なクラブランキング1〜5位。トップに立ったのは?

シリーズ:アンケート調査 text by 編集部 photo by Getty Images

4位:清水エスパルス

チャント 清水エスパルス
【写真:Getty Images】

投票率:7.4%
2025リーグ戦成績:6勝4分7敗(10位)

 今季J1に復帰した名門の清水エスパルス。彼らが「チャント」をテーマにしたランキングで上位にくるのは、予想通りである。

 それもそのはず、彼らには他クラブにはない、独自の応援スタイルがある。実際、アンケートの回答にも「唯一無二」、「チャントのリズム感が他にはない」、「独特な雰囲気がある」という声が多数寄せられた。

“サンバのリズム”。これが、エスパルスの最大の特徴だ。サポーターの中には「サンバ隊」と呼ばれる集団がおり、ゴール裏では大太鼓だけでなく、アゴゴやタンボリンといった、日本ではあまり馴染みのない楽器も使われている。それらが奏でる軽快なリズムで、普通のサッカー場とは一味違う空間を生み出す。聞いていると、体が勝手に踊り出してしまうような、そんな魔法にかけられる。

 もちろん、チャントもブラジルを起源としたものが多い。『KINGDOM』は、原曲が『Aquarela do Brasil』というサンバの曲。『LOCO LOCO』は、ブラジルの名門サンパウロのチャントが原曲だ。

 この『LOCO LOCO』は、クラブにおける鉄板チャントで、勝利後に歌われるものはサポーターの間で『勝ちロコ』と呼ばれている。選手同士、サポーター同士が肩を組み、歌いながら踊り、喜びを分かち合う。この“宴”を、清水ファンは毎試合のように待っているのだ。

 もう1つの鉄板チャントは『グリコ』だろう。原曲はグリコ カフェオーレのCM曲だが、そのCMがサッカーをテーマにしたもので、外国人の女性がカフェオーレを持ちながらチアダンスしているため、やはり“ブラジル風”だ。チャントの歌詞は非常にシンプルで、ただ歌うだけでなく、リズムに合わせて右腕→左腕と交互に上げながら、手拍子も交えるなど、小さな子供も楽しめるような作りになっている。

 その他『ガニャー』や『レレオ』、『VIVA S-PULSE』なども、独特なリズムで聞いていて面白い。チャントの独自性という意味では、エスパルスは最強かもしれない。

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