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Jリーグが誕生してから30年あまり。クラブの数も今や「60」に及んでおり、プロカテゴリーは3部に分かれている。そのなかで、「降格」や「残留」といったトピックは時として優勝争いよりも重要なトピックになり得る。今回は、J1リーグに昇格してから最も長くそのカテゴリーに留まり続けるクラブをランキング形式で紹介する。※年数で並んだ場合は、降格年が古い方を上位とする。
5位:アルビレックス新潟

【写真:Getty Images】
昇格年:2004年、2023年
J1最長連続在籍年数:2004年~2017年(14年)
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2003シーズンのJ2リーグを制覇したアルビレックス新潟。シーズン終盤まで川崎フロンターレやサンフレッチェ広島と優勝争いを繰り広げ、反町康治が当時率いていたチームはクラブ史上初のJ1リーグ昇格を決めた。
以降は14年にわたってトップカテゴリーに留まり続けたが、常に順風満帆な成績ではなかった。14シーズンのうち、1ケタ順位で終えられた年は4回のみだ。2017シーズンは前年度の主力を担ったレオ・シルバやラファエル・シルバらが退団した影響が大きく、リーグ開幕10試合で1勝しかあげられず、序盤から苦戦。監督交代も実らずに2試合を残して降格が決定した。
J2に戦いの場を移してからも、新潟の苦境は続いた。2018シーズンからの3年間、カテゴリーを下げても2ケタ順位でリーグ戦を終えており、カップ戦の成績も振るわなかった。
2020シーズンに指揮官へと就任したアルベルト・プッチ・オルトネダ監督が、変化の種をまく。バルセロナのアカデミーで要職に就いていた経歴を持つ同氏は、ポゼッションから攻撃を組み立てるサッカーを志向した。
指揮を執った2シーズンでJ1復帰には至らなかったが、そのスタイルを継承しながら縦へのスピードも重視した松橋力蔵監督により、2022シーズンに2度目のJ2制覇を達成した。松橋監督はJ1昇格後も2シーズンにわたって指揮を執り、2年連続で残留を果たしている。
同氏が退任した今季は開幕10試合で1勝のみ。リーグ17節を終えた段階で暫定19位。降格圏に沈むチームは、打開を図るため奮闘しているところだ。