2位:大迫勇也(おおさこ・ゆうや)

【写真:Getty Images】
生年月日:1990年5月18日
所属クラブ:ヴィッセル神戸
能力値:82(攻撃力85、テクニック80、スピード70、パワー95、守備力80)
スペシャリティ(特殊能力):ロングボールポスト
2023年のMVPであり、Jリーグ最高のFWの一人だ。柔軟な身のこなしと抜群のボディバランス、視野の広さを駆使して、縦のボールを収めては周りの選手を前向きにさせる。そこからチャンスに繋がれば、ゴール前では危険なストライカーになる。
左右に流れてのポストプレーも効果的で、2024シーズンはリーグ戦11得点9アシストという数字が示す通り、武藤嘉紀や宮代大聖など、仲間のゴールをお膳立てする割合がかなり高かった。
前線からの守備はJリーグを連覇したヴィッセル神戸の生命線であり、大迫勇也自身も若いとき以上にハードワークが目立っている。ただ、押し込まれた状況で無闇に自陣まで戻るより、カウンターの起点として準備していることが多い。そのため、大迫がいる限り、一発のロングパスで裏返せるので、間接的に相手のセンターバックをピン留めできる。神戸にとって大きな助けになっている。
FWとしての能力はもちろん、サッカー日本代表やドイツでの豊富な経験はチームが苦しいときこそ発揮されるものであり、酒井高徳とともに精神面での役割も見逃せない。ただ、ここ最近はコンディションの波があり、100%ではないなりのプレーも目に付く。35歳という年齢も多少なりとも影響していることは間違いない。