2位:柏レイソル

【写真:Getty Images】
2025リーグ成績2位(10勝7分3敗)
6月の特別登録期間では、2011シーズン以来14年ぶりとなるJ1優勝に向けた柏レイソルの“本気度”を垣間見ることができた。10勝7分3敗で2位と好位置につけるチームは、新戦力とともにシーズン後半戦の優勝争いに挑んでいく。
特別登録期間に入ると、柏は矢継ぎ早にニューフェイスのお披露目を行った。新たにチームへと加わったのは、馬場晴也、瀬川祐輔、小見洋太の3人。馬場と小見はパリ五輪世代であり、今後何年にも渡って“レイソルイエロー”のユニフォームを守っていくことが期待されている。
特に注目したいのは、2021シーズン以来となる復帰を果たした瀬川だ。170cmと小柄ながら抜群の身体能力を持ち、多少強引な形からでもゴールをねじ込んでしまう。また、前線からの精力的な守備を厭わないハードワーカーでもあり、リカルド・ロドリゲス監督が志向する「切り替えの早いアグレッシブなスタイル」にもバッチリはまるだろう。
ディフェンダーながら高いオフェンス能力を備える馬場、キレのあるドリブルや裏抜けの技術に優れる小見、そして攻守に渡って多大な貢献が見込まれる瀬川と、それぞれ異なるキャラクターを持つ“曲者”が揃った柏。ロダン(R・ロドリゲス監督の愛称)が彼らを上手く調理することができれば、柏がシーズン後半戦の優勝争いをけん引する存在となる可能性はかなり高いと言える。