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Jリーグ 6か月前

「100%になることはないんで」鹿島アントラーズ、濃野公人は孤独な離脱期間を回想する「自分のことでいっぱい」【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

相次ぐ主力の離脱も首位をキープ「今度は自分がバトンを繋がなきゃいけない」

「チームの活動とはちょっと離れてたんで、自分のことでいっぱいいっぱいでした」

 濃野が不在となった最初の試合こそ、鹿島は敗れ連敗を3まで伸ばしたが、そこから7連勝という快進撃を記録して首位でシーズンを折り返した。

 その間、濃野だけでなく、レオ・セアラや樋口が離脱した期間もあり、関川郁万と安西幸輝が長期離脱を余儀なくされている。そんなピンチでも舩橋佑や津久井佳祐の台頭もあり、まさに総力戦で勝ち点を積み上げていった。

「(仲間たちが)優勝を目指せる状態を作ってくれている。だからこそ、今度は自分がバトンを繋がなきゃいけない」

 この日の出場は、その第一歩だった。

「優勝を狙えるチームだと思うし、狙わなければいけないと思ってます。下を気にしたら終わり。どんどん自分たちが突き放すんだっていう思いを持ってやっていきたい」

 右膝の状態を確認しながら、自分の歩幅で濃野はピッチに戻ってきた。シーズンはまだ残り18試合もある。濃野は優勝というゴールを見据えながら、1日1日を大事にしていく。

(取材・文:加藤健一)

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【了】

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