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【写真:Getty Images】
佐々木旭が前半戦で感じた手応え
川崎フロンターレは17日、前節の横浜FC戦の勝利からオフを挟み、21日に行われるヴィッセル神戸戦へトレーニングを再開した。横浜FC戦で右サイドバックとして先発し、チームの今季7度目のクリーンシートに貢献した佐々木旭は、接戦をものにしていくことが上位進出には必要だと話した。
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14日に行われた横浜FC戦は、押し込まれる時間帯もあったが、相手のチャンスをはね返し、0-1の勝利をつかみとった。川崎はこれでリーグ戦6試合負けなしと好調を維持している。
佐々木は「個人的にはあんまり手応えはなかった」と振り返ったが、接戦を落とさなかったゲームをプラスに捉えた。
「自分たちのやりたいことができなかったゲームでああいう勝ち方ができたのはすごい久しぶりな感じがした。自分が1年目(2022シーズン)、2位だったんですけど、簡単に負けないような時期の勝ち方にちょっと似てる」
川崎はAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の影響で未消化試合があるが、ここまで19試合を戦い、7位の位置につけている。首位・鹿島アントラーズとの勝点差は9にまで縮めた。
「引き分けのゲームもしっかり勝ちに持っていけるように。負けてしまったゲームを引き分けに持っていけるような力をつけてやれれば、優勝争いできると思うのでこだわってやっていきたいです」と上位進出を虎視眈々と狙っている。
長谷部茂利監督が今年掲げた「昨季よりも20失点減らす」というテーマのもと、19試合で7度のクリーンシートを達成するなど、守り切る力もつけてきていると佐々木自身、感じているようだ。
「この前とかはあんまりやられる気がしなかった。攻められてましたけど、全然慌ててなかったですし、後ろ4人と(山口)瑠伊くん含めてずっと声かけてやれてた。あのACLの経験があったんで、あれ以上のヒヤヒヤはあんまり経験できない。だから、落ち着いて対応して、しっかりコミュニケーション取りながら修正できてた」
ACLEでの経験が自信を高めるように、守備の連係面も深まっているようだ。
「1人1人がたぶんやられない自信がある感じがする。(三浦)颯太も復帰明けでしたけど、クロスを中々上げさせてなかった。そういうのだとこっちからしてもすごい楽。後ろだけじゃないですけど、前の選手もしっかり連動して守れてるので後ろもすごい守りやすいですし、そういう1人1人の自信というのもすごい大きいのかなと思います」
シーズン前半戦でひとつひとつ積み上げてきたものが川崎の今の強さを物語っているのかもしれない。21日の神戸戦でも簡単にやられない球際の強さや走り勝つ場面が多く見られるだろう。
(取材・文:編集部)
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