4位:V・ファーレン長崎

【写真:Getty Images】
雨・雷雨の試合数:86
勝利数:42
勝率:48.8%
V・ファーレン長崎も、雨の日に最も強さを見せるクラブのひとつだ。勝率50%に迫る相性の良さを示しており、これまでの成績はJリーグ全60クラブのうち現時点で上から4番目。特筆すべきはJ1で戦った2018シーズンだ。
2017シーズンのJ2を湘南ベルマーレに次ぐ2位でフィニッシュし、翌年からのJ1昇格を決めた長崎。結果として、同シーズンのJ1を年間最下位で終えたが、18チーム制のリーグとして運営された2005年以降の勝ち点では、最下位チームとして当時最多の「30」を獲得。翌年にジュビロ磐田によって更新されるが、J1初挑戦は健闘と言って差し支えないはずだ。
雨の日の成績にもそれが表れており、同年の5試合で降雨に見舞われたが、2勝1分2敗と完全にイーブン。トップカテゴリーでこれだけ渡り合えるのだから、地力は十分のはずだ。直近5年間の雨天試合を振り返っても、28試合13勝8分7敗と、倍近く勝ち星が敗北を上回っている。
なお、今季に至っては雨の日の6試合中4試合で勝利しており、むしろ雨を楽しみにしているファンもいるかもしれない。しかも長崎の本拠地・PEACE STADIUM Connected by SoftBankは全席屋根付きだ。ホームゲームの場合は天候に関わらず試合を楽しむことができる。