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Jリーグ 6か月前

最強の雨男たちは? Jリーグ、雨天時の勝率ランキング1〜5位。悪天候に左右されないのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

3位:横浜F・マリノス

横浜F・マリノス
【写真:Getty Images】

雨・雷雨の試合数:189
勝利数:98
勝率:51.8%

 今回のランキングでベスト3に入って来ると、雨の日の勝率は50%を超える。横浜F・マリノスは今季歴史的な低迷に苦しんでいるが、やはり降格経験のない“オリジナル10”。歴史ある名門はピッチ上のコンディションに関わらず勝ち続けている。

 雨の日に通算189試合戦いながら、ここまで98個の白星をあげ、勝率は51.8%。2021シーズンからの直近5年間に限定すると、26試合で15勝と、勝率はさらに上がって約57.7%にのぼる。

 90分を通して雨が降り続けた試合に限っても、16試合で9勝。視界が悪くとも、ボールが水を吸って重くなっても、マリノスの選手たちはそれらの悪条件をはね返すだけのテクニックを備えている。

 その地力の高さは、暫定最下位に沈む今季もうかがえる。2025シーズンはここまでの19試合で3勝しかあげられていないが、そのうち2つの勝ち星は雨の日に獲得したものだ。

 ただし、今シーズンに限っては、それらが必ずしもサッカーの技巧を意味しない。とりわけ3-0で勝利したアウェイ・FC町田ゼルビア戦(5月31日開催)は、最終スコアに反して劣勢を強いられる時間が長かった。データサイト『FotMob』によれば、ゴール期待値、総シュート本数、パス成功率など重要なスタッツで軒並みおくれを取っている。

 それでも勝てたのは特筆すべきで、前節の鹿島アントラーズ戦に続いて今季リーグ初連勝を果たせたことからも、名門の底力のようなものを感じられる。依然として厳しい戦いが見込まれるが、シーズンはまだ折り返し地点だ。

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