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Jリーグ 6か月前

最強の雨男たちは? Jリーグ、雨天時の勝率ランキング1〜5位。悪天候に左右されないのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位:川崎フロンターレ

川崎フロンターレ
【写真:Getty Images】

雨・雷雨の試合数:175
勝利数:95
勝率:54.3%

 2025年現在、Jリーグを連覇した経験のあるクラブはわずか6つ。そのうちのひとつである川崎フロンターレが、今回のランキングで2位に入った。これまで雨の日に175試合を戦い、95勝をあげている。勝率は54.3%だ。

 2010年代後半から、2020年代初頭にかけて無類の強さを誇ったが、当時はもはや雨などの外的要因に勝敗を左右されるクオリティではなかった。J1リーグで優勝争いに必ず食い込んでいた2017〜2022シーズンに限定すると、雨の日における同クラブの成績は38試合25勝9分4敗。割合で考えれば、降雨コンディションでも全く負けなかった年が複数あるほどだ。

 史上最速優勝を果たした2020シーズンは、現サッカー日本代表の中核を担う守田英正、三笘薫、田中碧らが同時に在籍。極めて完成度の高いフットボールを実践しており、雨の日にボールの伸びが悪ければ三笘や齋藤学がドリブルで運び、ボックスの外からは大島僚太や脇坂泰斗らがゴールを脅かした。

 今季は“最強”を築いた鬼木達から長谷部茂利に指揮官が交代し、ボール非保持を厭わない戦い方を志向している。ポゼッションに重きを置くスタイルから変わったが、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)で決勝進出を果たすなど、勝負強さを見せている。

 なお、今季はここまで雨に見舞われた試合が2つしかなく、1勝1分の無敗だ。

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