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【写真:Getty Images】
ファジアーノ岡山・木山隆之監督が試合を総評
ファジアーノ岡山は21日、明治安田J1リーグ第21節で横浜F・マリノスとアウェイで対戦し、0-1で勝利した。セットプレーからの1点を守り切り、4試合ぶりにつかんだ白星。試合後の会見で木山隆之監督は、勝因として岡山らしいハードワークを挙げたが、左のウイングバックで佐藤龍之介を起用したことについても触れた。
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「我々らしかったと思います」という木山監督の言葉が指すように、岡山は90分間を走り抜いた。個の力があるマリノスを相手に、岡山はサッカーのベースとなる走力、球際の部分で負けなかった。
「戦術的に我々が志向しているプレッシングだとか、最後相手コートに入ったときに組織で崩すことだとか、そこをきょう選手たちはしっかりやってくれたかなと思います」とマリノスの反撃を守り抜いた選手たちを称えた。
この日はここまで右ウイングバックを主戦場としてきた佐藤龍之介を初めて左サイドで起用した。左サイドでも持ち味のドリブルから切り込んでシュートを放つなど、マリノスゴールを脅かした。
18歳の積極的な仕掛けで岡山が優位に立ったことで得点にもつながった。
77分には右CKが流れたところに佐藤が反応し、ペナルティーエリア(PA)手前からGKの頭上を越すループ気味のコントロールシュートを放った。クロスバーに直撃したが、敵陣でチャンスを作った。
木山監督は「(加藤)聖がきょうプレーすることができなかったので誰を左に使おうかと考えたときに(松本)昌也を本来の右に置いて、彼を左に回したときが一番トレーニングの中で良かった。強力なウイングの選手をできるだけ攻撃で押し込めたい意味も含めたら彼が一番適任」と佐藤の起用方法について説明した。
指揮官の采配とそれにしっかりと応える佐藤ら選手たちの奮闘がきょうの勝利につながったに違いない。岡山は次節、28日に首位の鹿島アントラーズと対戦する。
(取材・文:編集部)
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