Jリーグ 最新ニュース
7月に入り、各地で夏本番を迎えている。近年は最高気温が35度を超える猛暑日も珍しくなく、スタジアム観戦にも熱中症対策が欠かせない。しかし、その暑さを逆手に取り、観戦を楽しみに変える工夫も見られる。今回は気温データをもとに、夏に“熱く”なる本拠地をランキング形式で紹介する。※気温は気象庁の1991年〜2020年(6月〜8月)の平年値から算出。気温が並んだ場合は所属カテゴリー(J1,J2,J3)が上のチームが上位、カテゴリーが同じ場合は今季のリーグ順位が上を上位とする。
5位:FC岐阜
本拠地:岐阜メモリアルセンター長良川競技場(岐阜県岐阜市)
平年夏場の平均最高気温:33.4度
JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
FC岐阜の本拠地「岐阜メモリアルセンター長良川競技場」は、岐阜市にある陸上競技場型スタジアム。岐阜市の6月〜8月の平均最高気温は33.4度で、Jリーグ全クラブの本拠地の中でも屈指の暑さを誇る。
岐阜県は全国有数の猛暑地として知られ、2018年には美濃市で41.0度を記録するなど、たびたびその酷暑ぶりが注目を集めてきた。岐阜市も同じ濃尾平野に属し、周囲を山に囲まれた地形のため風が抜けにくく、フェーン現象の影響も受けやすい。日中だけでなく夜間も蒸し暑さが続く過酷な気候だ。
スタジアムは都市公園の一角に位置し、屋根はメインスタンドの一部に限られている。夏場のホームゲームは夜間開催が中心のため、観戦中の日差しの心配は比較的少ないが、スタジアムまでの移動中も含めて熱中症対策が欠かせない。
最寄りのJR岐阜駅からは約4kmと距離があり、徒歩での来場は現実的ではない。公共交通機関を使う場合はバスでの往来が中心だ。車で来場するにしてもスタジアム周辺の駐車場も限られているため、試合日にはクラブがSNS等で空き状況を随時案内している。
2024シーズンのJ3では、FC岐阜の1試合平均観客動員数は4,684人を記録。6月のFC琉球戦やアスルクラロ沼津戦では7,000人超の観客を集める盛況ぶりだった。
しかし、7〜8月の平均は3,825人と減少しており、真夏の観戦には一定のハードルがあることがうかがえる。地元サポーターにとっても、夏の長良川は覚悟のうえで楽しむ場所なのだろう。