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Jリーグ 5か月前

「メンタル的に少し垢抜けた」チームメイトが感じるファジアーノ岡山、工藤孝太の変化。「少しずつ殻を破りながら」【コラム】

シリーズ:コラム text by 難波拓未 photo by Getty Images

失敗から大きく成長する「隙を見せたら、どんどん狙われる」

「J1は隙を見せたら、どんどん狙われるリーグ。表情だけでも雰囲気やオーラを出せるかが本当に大事だと感じている。そういうところは(田上)大地くんや(立田)悠悟くんを見習いながら、自分なりに意識してやっています」と、横でプレーするJ1経験のある先輩から吸収しているのだ。

「彼はまだ21歳だけど、やっぱりあの世代の選手は失敗から大きく成長する。喜丈が戻ってきている間、出られない時期が3試合ありましたけど、そこをしっかり消化して、今ピッチに戻ってきて、前回スタメンで出ている時よりも大きくなっていると思う。それをしっかりと続けていきながら、貪欲にもっともっとプレーしていってほしいなと思っています」(木山隆之監督)

 指揮官が認めるほどの成長を示す工藤は、試合後のミックスゾーンで「本当に大きな自信になりました」と手応えを口にし、「アウェイの圧はありましたけど、広島のスタジアムと似た部分があったので、縮こまるような感じでもなかった。良い雰囲気でプレーできたので、すごく楽しかったです」と笑みを浮かべた。

「喜丈くん不在の穴を埋める役に留まるつもりはない」という開幕前の宣言通り、背番号15はたくましさを身につけようとしている。

(取材・文:難波拓未)

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【了】

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