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松村優太は苦々しい表情を見せた。鹿島アントラーズにあった“無駄”な時間。その原因は「僕自身含めですけど…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images,Takehiro Tomoyama

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 明治安田J1リーグ第23節が各地で行われ、鹿島アントラーズは川崎フロンターレと対戦。幸先よく先制するも、その後逆転され、3連敗となった。FW鈴木優磨は、ラスト20分間が無駄だったと振り返る。先発に名を連ねたMF松村優太も、ある後悔を口にしている。(取材・文:元川悦子)

足踏み状態の中、松村優太が先発へ

鹿島アントラーズの松村優太
【写真:Getty Images】

 2025シーズンのJ1前半戦を首位で折り返しながら、6月以降、足踏み状態に陥っている鹿島アントラーズ。6月14日のサンフレッチェ広島戦を1-1で引き分けた後、21日のFC町田ゼルビア戦と28日のファジアーノ岡山戦で連敗。2位・柏レイソルに勝ち点41で並ばれるところまで追い込まれた。

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 そんな鹿島にとって、7月5日の川崎フロンターレ戦は絶対に勝たなければいけないゲームだった。鬼木達監督が昨季まで指揮を執っていた古巣の本拠地・Uvanceとどろきスタジアムでの一戦ということもあり、選手たちは勝利という形で指揮官を報いたかったに違いない。

 名将も前節からスタメンを4人入れ替えたが、両サイドハーフをダブル変更したのは1つの重要ポイント。右MFに陣取った松村優太は広島戦以来の先発で、持ち前のスピードとドリブル突破で攻撃陣を活性化させるタスクを担った。

 序盤から川崎にボールを握られ苦しんだ鹿島だったが、相手の背後を狙う戦術が奏功。飲水タイム直後の25分に首尾よく先制点を手に入れる。

 最終ラインのキム・テヒョンのロングフィードに反応した松村は、目の前にいた三浦颯太より後方からスタートしたが、ペナルティーエリア手前でかわすことに成功。一目散にゴール前に突進し、ファーから飛び込んできたレオ・セアラにラストパスを供給。エースFWが今季13点目となる一撃をお見舞いしたのである。

 このシーンについて、松村はこう振り返る。

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