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「何を嫌がっているのか」鹿島アントラーズは感じ取る力が足りない。首位陥落の原因「相手の土俵で戦ってしまった」

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

鹿島アントラーズ、3連敗で首位陥落

 明治安田J1リーグ第23節、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われた川崎フロンターレ戦で、鹿島アントラーズは悔しい逆転負けを喫した。鬼木達監督にとっては、昨季まで7年間指揮を執った古巣の本拠地凱旋となったが、1-2という悔しい結果に終わった。

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 25分にキム・テヒョンのロングフィードから松村優太が抜け出し、レオ・セアラのゴールで先制した。しかし、その後は押し込まれる展開が続き、前半アディショナルタイムにセットプレーから伊藤達哉にゴールを許した。

 鬼木達監督は 「前半の最後はかなり押し込まれている状態でした。それでも、その時間をしっかりとしのいでいかなければいけない」と言い、後半の戦い方を悔やんだ。

「それで失点したとしても、後半の入りからもう一度エンジンをかけて、リセットしていきたかった。そういう意味では、そこをやり切れなかった。相手の土俵で戦ってしまった」

 後半は相手の勢いに押され、58分に自陣のボールロストから逆転弾を許した。鬼木監督は試合の中で判断する力が足りないと指摘する。

「前半からそうだったが、長いボールと短いボールを織り交ぜていかないと苦しいゲームになる。そこの使い分けのところが、まだ浸透しきれていない。そこは自分がコントロールしなければいけないところもあるし、選手が試合のなかで相手が何を嫌がっているのかというのを感じなければいけない」

 鹿島は相手ディフェンスラインの背後へのロングボールを意識的に多用していた。結果として先制点の場面ではキムのフィードが松村につながったが、単調になってしまった感も否めない。

 状況に応じて足下へのパスと使い分けることで、狙いとしていたプレーの威力は増すはずだが、結果的に相手にとっては与しやすい戦いになってしまった。状況を感じ取ってプレーを選択することができなかった。

「相手はボールを持ちたいチームだった。ボールを渡すとしても、どこの位置なのか。基本的には自分たちがボールを保持したほうが相手は嫌がるはずだった。その勇気が足りなかった」

 結果的に、押し込まれた時間帯での対応や、試合を通して判断力に課題を残した。これで鹿島は3連敗となり、首位から4位に転落。鬼木監督は次節までに立て直しを図る。

「自分たちは完璧なチームではない。一番は勝ちながら成長していきたいという思いがあるが、それがかなわなかったとしてもやり続ける。細かいところを詰めていく」

(取材・文:加藤健一)

 

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【了】

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