乾貴士とともに脅威になる「だからこそ僕が…」
「相手のペナルティーエリアというか、ボックスのなかにスプリントして入る、というプレーはこの試合で意識してやっていました。背後を突く怖さがないと自分たちの攻撃も停滞してしまう、というところを最近のチームの攻撃に対して感じていたので。あそこで背後をひとつ取って、菊池選手をうまく引き出せて崩せましたけど、だからこそ僕が最後のパスをもう少し丁寧に置いてあげたらよかったと思って」
前後半に1本ずつ放ち、いずれも町田の守護神・谷晃生にセーブされた強烈なミドルシュートも、松崎によれば「もっといい判断があるとわかった前提で、それでも自分が決めるという意思のもとで打ちました」となる。体だけでなく心もたくましくなった松崎は、まぎれもなく乾とともに相手の脅威になっている。
「(自分自身の)出場機会も多くなっているし、試合に多く出ているからには、結果を残すという責任感も伴ってきます。今日に関しては0対3で負けた、という事実が残りますけど、チャンスそのものをもっと、もっと多く作っていくなかで、最後の質を伴わせる作業にも集中していきたい」
町田に完敗を喫した清水は15位に後退した。降格圏となる18位の横浜FCとの勝ち点差も8ポイント。中断明けの20日に行われる次節では、ホームのIAIスタジアム日本平に横浜FCを迎える。6試合ぶりの勝利を介して反攻への狼煙をあげたい清水のアタッカー陣で、巧さに怖さを融合させながら、28歳になるシーズンで急成長を遂げている松崎が、ますます必要不可欠な存在になっていく。
(取材・文:藤江直人)
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