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Jリーグ 4か月前

「ルーキーイヤー以来くらいかな」喜田拓也は苦笑した。横浜F・マリノスは「これまでと違う姿を示せた」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

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 横浜F・マリノスは16日、明治安田J1リーグ第26節で清水エスパルスと対戦し、1-3で勝利した。前節・東京ヴェルディ戦での完敗から先発を6人入れ替えて臨んだ試合で、喜田拓也はボランチでスタメン出場。マリノス一筋のキャプテンからは、足をつりながらも泥臭くプレーし、チームの勝利のためなら何でもするという気概を感じた。(取材・文:藤江直人)

 

清水エスパルス戦でみせた喜田拓也の献身

横浜F・マリノス 喜田拓也

【写真:Getty Images】

 記憶をどれだけたどってみても、なかなか思い浮かんでこない。1試合で4つものポジションでプレーしたのはいつ以来なのか。横浜F・マリノスのキャプテン、喜田拓也は思わず苦笑した。

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「プロになったばかりのころ、ルーキーイヤー以来くらいかな、という感じですけど。でもチームの勝利のためなら、もう泥仕事でも何でもやるので。その一心だけでしたね」

 清水エスパルスのホーム、IAIスタジアム日本平に乗り込んだ16日のJ1リーグ第26節。16分にセンターバック(CB)の角田涼太朗、29分にはイスラエル代表FWディーン・デイビッドと、移籍後初出場を先発で果たしていた新戦力がゴールで共演。清水を無得点に封じて迎えたハーフタイムだった。

 前半アディショナルタイムに清水のMFカピシャーバと激しく接触。古傷の左膝を痛めて、ピッチ外で治療を受けていた角田に代えて、マリノスの大島秀夫監督は山根陸を投入する。山根はそのまま主戦場のボランチに入り、ボランチで先発していた身長170cm・体重65kgの喜田がCBへ配置転換された。

 喜田は70分から途中出場した6月28日の湘南ベルマーレ戦でも、負傷した渡邊泰基に代わってCBでプレーしている。自身のサイズを「本職のセンターバックに比べて身長もないですし、身体能力の面でも足りないのはわかっています」と素直に認めていた喜田は、清水戦でも同じスタンスを貫いた。

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