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宮市亮は「横浜F・マリノスのためだけに毎日全力を注いでる」。外国人助っ人移籍で期待される役割「どこのポジションで出ても…」

text by 編集部 photo by Editor
横浜F・マリノス 宮市亮

【写真:Getty Images】

宮市亮の降格圏脱出への思い

 横浜F・マリノスは19日、今週末23日のFC町田ゼルビア戦に向けてトレーニングを行った。前節の清水エスパルス戦で10試合ぶりにスタメン出場した宮市亮は左ウイングで90分間走り抜き、攻守で躍動した。清水に勝利したことで残留圏までの勝ち点差は1となったが、宮市の中にあるのは目の前のやるべきことに全力であたるという強い気持ちだった。

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「僕個人というよりもチームをやっぱり何とかしないといけないっていう試合でしたし、みんな集中して、試合の入りから入ったと思います。新加入の選手もスタートで起用されてすごい気合入っていたと思いますし、本当に仕留めるところで仕留めてくれたなっていう試合だったなと思います」

 前節、アウェイの清水戦では決定機を演出したり、守備でも強度のあるプレーをみせたりとチームの勝利に貢献したが、自身のプレーよりもチーム一丸となってつかみとった勝利を称えた。

 それでも、宮市自身、4月9日の川崎フロンターレ戦以来のフル出場となったことはプラスになっているようだ。このときは右サイドバックでの出場だったが、その経験は活かされている。

「守備意識のところはサイドバックを経験したことによってより強くなったかなと思いますけど、フル出場できるような身体になっていったのももしかしたらシーズン最初のサイドバックでの何試合かフル出場が大きかったのかなと思います」

 エウベルが鹿島アントラーズへ移籍し、ヤン・マテウスの移籍も囁かれる今、本職のウイングでの宮市のプレーに期待はどうしてもかかるが、本人は至って冷静に受け止めている。

「どこのポジションで出ても自分のやることをしっかりやるだけだなと思います。いろんな動揺とか、もしかしたらサポーターの皆さんもあるかもしれないですけど、ここに残ってる僕らは本当にマリノスのためだけに毎日全力を注いでるんで、俺はそれは変わらずに誰が抜けようと自分の与えられた役割を全うしたいなと思います」

 23日には現在7連勝中の町田と相まみえることになるが、「連勝してて乗ってるイメージはあるんで、勢いを持ってくるチームだと思いますけど、僕らもね、やるしかない立場ですし。チーム一丸となってやっていけば絶対勝機はあると思うんで頑張りたいなと思います」と力を込めた。

 マリノスは現在18位と降格圏を抜け出せていないが、前節の清水戦に勝利したことで残留圏の湘南ベルマーレとの勝ち点差を1に縮めた。それでも、勝たなくてはいけない立場ということを痛いほどに理解している。

「残る、残らないは全部の試合が終わってからだと思うんで、もう僕たちは本当に目の前の1試合1試合、目の前の練習の1セッション、1セッション、全力を注ぐだけかなと思う。結果は後からついてくるものだと思うんで、結果を出しに行くってよりも日々やることをやって、結果がついてくれば何よりかなと思います」

(取材・文:竹中愛美)
 

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【了】

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