【写真:Getty Images】
クラブ記録を更新する8連勝に好守で貢献した谷晃生
FC町田ゼルビアは16日、明治安田J1リーグ第30節(前倒し開催)でガンバ大阪と対戦し、3-1で勝利した。6戦連続の完封勝利とはならなかったが、町田はクラブの連勝記録を8に伸ばし、暫定ながら首位に浮上した。ビッグセーブでチームのピンチを救い、勝利の立役者となった谷晃生が試合後、ゲームを振り返った。
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「失点してしまったことはすごく悔しいですけど、しっかりそのあとチームとして粘った結果、勝ち点3をとれたことはすごく良かったかなと思います」
公式戦10連勝と波に乗る町田だが、この日は攻勢を強めるガンバを相手に自分たちの時間を中々作ることができず、ピンチの場面が幾度となく訪れた。
得意のセットプレーからキャプテンの昌子源が先制点を奪ってみせたが、後半の61分、同点に追いつかれてしまう。守勢にまわる町田だったが、谷が見事なセーブで追いすがるガンバの攻撃を食い止めた。
73分、ガンバが左サイドから崩し、ボックス内に侵入すると、町田ゴールへ襲い掛かった。谷は至近距離からのシュートを左足で止め、さらにはこぼれ球に反応したデニス・ヒュメットのシュートもセーブしてみせた。
「ああいう展開になると、自分の仕事が増えるかなと思ってました。間違いなく連戦になってくるとピンチは増えてくると思う。こういうゲームが増えてくる中でしっかり粘れる、頑張っていけるチームであると、きょうみたいに点は必ず取れると思うので、そこは今後も続けていければなと思います」
谷の好守も光り、チームはその後78分に林幸多郎のゴールで勝ち越しに成功。90分には西村拓真がPKをきっちりと決め、終盤で違いを見せつけた。
これで町田は8連勝、公式戦では11連勝と勢いが止まらない。4月6日の川崎フロンターレ戦以来、暫定ながら約4か月半ぶりに首位を奪取した。それでも、谷はこの状況をさほど気にしていない。
「勢いどうこうはもちろんあります。ただ、昨年、(サンフレッチェ)広島が同じようにこの時期に連勝を重ねて、結果的に優勝できたかって言ったらそうじゃなかった。僕らが目指すところは何連勝することじゃなくて、最後トップに立ってること。これから間違いなく(対戦相手は)僕らを止めようと思ってくるので、より厳しい試合にはなってくると思いますけど、もう自分たちで自力で勝っていくしかないかなと思います」
9月から始まるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)との兼ね合いもあり、今後は過密日程も強いられるが、谷はこれまで通り自分たちのやるべきことに目を向けている。
「もう終わったことは振り返らず、自分たちのフォーカスすべきは次の試合だけ。(次の横浜F・マリノス戦まで)中2日なんですけども、いかにリフレッシュして、フレッシュな状態で迎えられるかどうかなんで、ぜひ勝ちたいと思います」
(取材・文:竹中愛美)
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