FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)のグループリーグが終了し、すでにラウンド32が始まっている。アメリカ合衆国、カナダ、メキシコの全16会場で多くの熱狂が生まれ、スタンドも熱い盛り上がりを見せている。今回は、グループリーグ全試合の観客動員数をランキング化し、1位から10位までを紹介。そこで生まれた熱量の記録をたどる。[5/10ページ]
4位タイ:エクアドル代表対ドイツ代表(グループE第3節)
観客数:80,663人
スタジアム:ニューヨーク ニュージャージー・スタジアム(メットライフ・スタジアム)
収容人数:80,663人
【電光石火の先制】
グループE第3節のエクアドル代表対ドイツ代表の一戦は、ニューヨーク ニュージャージー・スタジアムに80,663人の超満員を動員した。
グループリーグ2連勝のドイツと、1分け1敗で後がないエクアドルによる最終戦。試合は開始わずか2分、ドイツのレロイ・サネが電光石火のゴールを奪い、早くも大国の圧倒的なペースに傾くかと思われた。
しかし、命運を懸けたエクアドルサポーターは決して下を向かなかった。
【背中を押され…】
9分に、ニルソン・アングロが値千金の同点弾を突き刺すと、黄色いエクアドルサポーターが息を吹き返し、場内は爆発的な熱気に包まれた。
逆転でのラウンド32進出のために勝利が必要なエクアドルは、その後もサポーターの執念に満ちた大声援に背中を押され続けた。
そして77分、ゴンサロ・プラタが劇的な逆転ゴールを叩き込んだ瞬間、スタジアムは完全に沸騰。落胆に沈むドイツを尻目に、歓喜に狂う黄色い波が激しくうねり続けた。
なお、この試合で大会の累計観客数が約360万人に達し、1994年アメリカ大会の記録をグループステージの段階で塗り替えた。歴史の転換点としても記憶に刻まれる特別な一戦である。

