現在開催されているFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)は決勝トーナメントに入り、早くも敗退した有力国も多くある。前評判では優勝候補でも、フタを開けてみたらグループリーグで姿を消すようなことも少なくない。今回は、過去の大会も含めたW杯の歴史を振り返り、「グループリーグで敗退したチームの総市場価値」をランキング化。1〜10位を紹介する。※本記事は『transfermarkt』を参照に作成しています。[4/10ページ]
7位タイ:フランス代表
大会:2010年
チーム総市場価値:4億7500万ユーロ(約878億7500万円)
グループリーグ成績:0勝1分け2敗
【豪華攻撃陣】
FIFAワールドカップ(W杯)の歴史でグループリーグで敗退した史上7番目に市場価値の高い国は、2010年南アフリカ大会のフランス代表だ。
4年前のドイツ大会で準優勝した強豪国は、4億7500万ユーロ(約878億7500万円)の総市場価値を誇るチームを有していたが、グループリーグで姿を消した。
当時のチームでは、ティエリ・アンリやウィリアム・ガラといったベテランの市場価値は下がっていたが、フランク・リベリは3800万ユーロ、カリム・ベンゼマは2500万ユーロと20代にも有力選手がそろっていた。
【アネルカが…】
大会屈指の豪華スカッドを擁していたが、ピッチに立つ以前にチームとして完全に崩壊していたことは有名だ。
大会前からレイモン・ドメネク監督の戦術や選手選考への不信感が渦巻いていたチームは、本番で最悪の結末を迎えた。
初戦をドローで終えた後の第2節メキシコ代表戦、ハーフタイムにFWニコラ・アネルカが監督へ暴言を吐き、前代未聞の代表追放・強制送還処分が下された。
すると、この処分に猛反発した選手たちがメディアの目の前で練習をボイコット。内紛劇は国中を巻き込む大騒動へと発展した。
ロッカールームの信頼関係が完全に切れたチームに戦う力はなく、最終節の南アフリカ戦にも敗戦。1勝も挙げられずにグループ最下位で大会を去った。
市場価値がどれほど高かろうとも、内部がうまくいかなければ結果は絶対に出せない。あまりにも派手な空中分解劇は、北中米W杯で優勝候補筆頭にあげられる「レ・ブルー」の“黒歴史”だ。

